先日、偶然、鎌倉で素敵なお寺に伺いました。
別の目的地があり、たまたま通りかかったのですが、
その静かで美しい参道が気になり、寄り道しました。
臨済宗建長寺派の寺院である、寿福寺。
鎌倉五山第3位の寺院だそうで、創建(1200年)は、
源頼朝の妻、北条政子。
もう少し秋が深まると、紅葉が彩りを添えて、さらに参道が美しく
なることでしょう。
休日で、小町通りや鶴岡八幡宮の周辺は、人で賑わっていたのですが、
このあたりは、あの喧騒が嘘のような心地よい静寂が流れていました。
残念ながら境内は、一般公開されていませんが、
美しいお庭や、 立派な巨樹を拝見することができます。
裏手には、竹林があり、草木が茂る小道があり、急に自然が近くなる
不思議な感覚に。
元々の鎌倉が有している自然を感じました。
私は、行かなかったのですが、お寺の裏手には、
陸奥宗光、高浜虚子、大佛次郎などの墓があり、
さらにその奥には、北条政子と源実朝の墓があるそうです。
大切に大切に整えられている空間で、清浄な空気を吸って、
元気に目的地へ向かいました。
時間に縛られない、気ままなさんぽ。
こんな発見は、とてもうれしいものです。
【寿福寺】
鎌倉市扇ヶ谷1-17-7
山号:亀谷山(きこくさん)
宗派:臨済宗建長寺派
本尊:釈迦如来
創建年:1200年(正治2年)
開基:北条政子、栄西(開山)