8月の茶室。
先生が水差しの「ふた」代わりに、蓮の葉を載せて、この時期にしか見ることのできない趣向を
見せて下さりました。
写真だとちょっと見にくいのですが、葉っぱの中心に水滴を置いて、涼を演出。
葉っぱの「ふた」を外したら、そのまま丸めてしまうので、お点前の最後には、
扇子を広げて置きます。
蓮は、水揚げが難しく、すぐにしおれてしまうので、数時間も持ちません。
10:00からのお稽古に合わせて、朝一番に切ったのですが、葉っぱの鮮度を保つことは、
難しかったです。
この日の掛け軸は、「一期一会」。
まさに、「今、この時、目の前の相手と心を尽くし合う」という精神的な贅沢を感じたひとときでした。