今日は、立春。
暦の上では春ですが、昨日までの暖かさに比べて、
外は冬に逆戻りしたような寒さです。
昨夜は、私もブームに乗って(!)、恵方巻きを
東北東に向かっていただきました。
最近お魚が続いていたので、「ひれかつ恵方巻き(ハーフサイズ)」なるものを
選びましたが、酢飯とひれかつ、なかなか合いました!
百貨店では、1本1万円もする高級恵方巻きも登場したとか。
10年位前までは、あまり聞いたことのなかった節分の風習ですが、
季節を感じながら、美味しいものをいただくことに異を唱える方は、
少ないのではないでしょうか。
私も恵方巻きを食べながら、新しい年に向かって
エンジンをかけました。
みなさまも、新しい春を健やかにお過ごしになりますように・・・。
最近、うちの両親はよくウォーキングを行っているようなのですが、
今日は、神奈川県平塚市にある実家から、二宮町まで約4時間かけて
歩いたそうです。
二宮にある吾妻山公園は、四季折々のお花が楽しめる場所。
今は、ちょうど菜の花が満開とのことで、現地にいる母からメールが届きました。
二宮は、少し早い春の香りが漂っているようです。
元気すぎるシニア生活を満喫している両親ですが、
ウォーキングのきっかけは、父が健康診断で引っかかってしまったことが
はじまりのようです。
健康は当たり前のようで、実は当たり前のことではないので、
今、二人が元気でいてくれることは、ありがたいことです。
今日は、節分。
あちらこちらで「恵方巻き」のポスターを見かけるので、
私も後で、美味しそうなものを見つけてこようと思います。
両親に比べて、娘である私の方は、カロリーを消費するよりも摂取する方が
多い気がします・・・。
昨日は、茶の湯の初釜がありました。
毎年、先生が様々な趣向を凝らして下さるのですが、
今年は、先生が炭手前と濃茶手前を披露して下さりました。
先生のお手前を拝見できるのは、年に一度あるかないかという
貴重な機会なので、私も目に焼き付けておこうと
必死で先生の所作を追っていたのですが、心に残る気づきがたくさんありました。
例えば、先生は流れるような美しいお手前をなさっているのですが、
私には、非常にゆっくりとした動作に見えました。
大変スムーズなのに、どうして見る者にゆっくりと感じられるのか・・・。
それは、一つひとつのプロセスを決しておろそかにせず、
丁寧に、そして、基本を大切になさっているからに他なりません。
コミュニケーションにおいて、「言葉」は非常に重要な要素ですが、
時には、「言葉がない」ことの方がより相手に伝わることもあります。
茶室にいる弟子一同に対し、お手前を通じて
先生が伝えたかった「何か」は、その場にいた者全てが
共有できたのではないかと思います。
中立後、後座の床には、掛物から替えられた
花と花入れが飾られていました。
“紅”と“白”の椿が活けられた花入れは、
先生のお手製とのこと。
「五節(ごふし)」の竹の花入れは、一同が「ご無事(ごぶじ)」 で
一年を過ごせるように、という思いを込めて下さったそうです。
相手を敬い合いながら、心を磨くこと。
それは、茶室という空間における特別なものではなく、
日常生活においても実践できる機会が多くあるのではないでしょうか。