土曜日は、いつもお世話になっている私の隠れ家、ミチカ.さんへ。
珍しく(?)、少し心に「もやっとしたもの」を抱えて伺ってしまいましたが、他愛もないおしゃべりをしながら過ごしていたら、肩の力が抜けて、髪の毛をカットしていただくと同時にスパッと断ち切ってくれました。
しばし、目に見えるものも、目に見えないものも、自分にとって不用な「モノ」を選別できる潔さについて語らいました。
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桜木町は、その地名の通り、桜の名所がたくさんあります。帰りに少し時間があったので、お花見がてら伊勢山皇大神宮へ寄り道をしてきました。桜の周りに人だかりができていたので、大好きなクスノキを独り占めしてきました。
坂の上にある神社へ向かう途中、ふと下を見たら、かわいいマンホールを発見!
横浜らしいご当地マンホールに頬が緩みます。
3月のお茶室は、「釣り釜」で春を感じてきました。
「釣り釜」は、天井から鎖でつるされているお釜で、冬から春へ移り変わる3月のこの時期に登場します。お湯を汲むと釜がゆらゆら揺れて、お点前が少し大変ですが、燃える炭の美しさがよく見えて、私は大好きです。
お軸は「無一物無尽蔵 有花有月有楼台」。
北宗代の蘇軾(そしょく、1037年~1101年)の詩で、「無に徹しきったところにこそ、尽きることのない世界が開けてくる」という意だそうです。無の境地に到達することは並大抵のことではありませんが、「何もないところ」にこそ本質があると解釈できるのではないでしょうか。
今回は、久しぶりに「盆略点前」のお稽古をつけていただきました。「盆略点前」とは、お盆の上に棗と茶碗を載せて行う最も簡略な薄茶点前で、入門直後に教えていただいた基本のお点前です。桜の京焼のお茶碗を使わせていただき、お茶を点てながら華やかな気持ちになりました。
この春までずっと忙しかった友人が、ひと段落ついたようなので横浜でディナーをしました。
ゆっくりおしゃべりできるお店ということで友人が探してくれた「にき亭」は、季節の三浦野菜がたっぷり使われたフレンチレストラン。そごうの中にあるので、アクセスも便利です。
最初の一皿目は、「畑から収穫されたばかりのトマト」というコンセプトでしょうか。ミニトマトの中には甘酸っぱいリコッタチーズが入っていて、見た目のかわいさにテンションが上がり、おしゃべりも弾みました。
オープンエアのお店は開放感があって、ゆったりできます。丁寧な接客で居心地よく食事をさせていただきました。