岩手からの帰り道、蔵王に寄り道してきました。
鎌先温泉にある、のどかなお宿に一泊して、翌日、
蔵王の「御釜」が見える熊野岳(標高1840m)まで
ドライブしてきました。
御釜とは、蔵王刈田岳・熊野岳・五色岳の3峰に抱かれた円型の火口湖で、
釜状なので「御釜」という名前がついたそうです。
(蔵王町観光協会ホームページより)
御釜のビューポイントは、駐車場からすぐと聞いていたので、
うっかりサンダルで行ってしまいましたが、山頂のため風が強く、
傾斜のきつい足元には岩がゴロゴロと転がっていて、ちょっと危険。
スニーカーに履き替えてくればよかったと思いながら、
そろそろと、御釜のよく見える場所へ移動。
最初は霧がかかっていましたが、さっと晴れた瞬間、
神秘的な「御釜」が現れ、大自然の作りだした美の雄大さを感じました。
帰り道は、桃の産地を通ってきたので、直売所に寄ると、
お店の方との会話が弾み、
「そこの木から自分でもいでおいで。」
と、桃狩り体験をさせていただきました。
中身の濃い夏休みの5日間を東北で過ごし、英気を養ってきました。
ちょっと足を延ばして、朝の連続テレビ小説「あまちゃん」の舞台、
久慈へ。
私も欠かさず見ているので、いつか行きたい!と思っていたのですが、
それ以上に両親が行きたかったらしく、3人で出かけてきました。
この夏は、ものすごい数の観光客(私もその一人)が押し寄せているため、
静かな海辺の町は、その対応に大変!といった感じが伝わってきました。
海女さんの実演では、かわいらしい高校生の方もいて、
まさにドラマの「アキちゃん」のようでした。
今年は、資源確保のため、ウニの試食は「なし」だったのが
残念でしたが・・・。
地元の方とお話ししたところ、
「放送が終わったら、誰も来なくなるのでは・・。」
と口を揃えて、笑いながらおっしゃっていました。
タクシーの運転手さんから、震災の時は津波がどれくらいの高さに迫ったかを
具体的に伺い、震災を乗り越えて、一丸となって復興の道を歩んでいることを
実感しました。
久慈の美しい景色や、海の幸は本物なので
一過性のブームで終わることなく、素晴らしい観光地として、
定着するのではないでしょうか。
今回の旅では、大好きなおばあちゃんと一緒に
豊かな時間を過ごしました。
お料理を教えてもらったり、畑に収穫に行ったり・・・。
足りないものがあると、ほぼ畑に行けば手に入るという贅沢な環境!
8年前と比べると、少し腰が曲がったり、足が痛いと言ったりしていましたが、
いつもニコニコして、誰よりも働き者のおばあちゃんの日常生活を垣間見ていると、
たくさんの学びと発見があります。
おばあちゃんにとっての日常は、私にとっては非常に刺激的で、
「今、一緒にいる」ということが、とても貴重に思えて、
切なくなりながらも、いっぱい甘えてきました。